2010年9月28日

Togetter -「オープンソースのライセンスとビジネス」を見て思ったこと

URL こちら http://togetter.com/li/54232

自分も入ってる上に、トンチンカンなこと言ってるんでどうしようもないです。
そのアホが思ったことなどを、つらつらと。

全体的にポジショントークに終始してしまっている感じもありますが、
GPL / LGPL / MITL / BSDL のようなライセンス形態を採用している人で、
どれだけメシ食えてる人がいるの? という部分が印象に残りました。

現状として、ありえるパターンは
・趣味として作る人
・売り物として作る人
・企業に属している中で作る人 / 売る人
の3つなんですが、売り物として (個人で) 作って、
それでメシ食ってる人って聞いたことないです。

大抵は買収されて企業に属しますよね、という感じ。
または、どこかの企業に所属しつつも余暇で作っているパターン。
それを本業に食い続けている人というのを寡聞にして存じ上げません。
どなたかお教え頂けると助かります。

で、現状、その「売り物として作り、メシを食っていこうとしてる人」
というのが平林さん ( TokyoTyrant の中の人) になるわけですが、
その挑戦も始まったばかりで、今後の動向を見守るしかありません。
現時点で可能・不可能を論じるのは無意味ですし、
どちらの結論であれ失礼極まりないです。

また、話の流れで展開されている

"フリーソフトウェアの思想ちゅうのは、
別にビジネスの否定じゃないんですが…" (via mhatta )

という発言。

これに関しては大きく賛同するのですが、私の考えは少し違っていて
「でも、それって日本という枠組みでは対企業という側面しかないですよね」
と思うんですよ。
生活していく、という部分に対して、個人にスポットが当てられていない。

ちなみにこれ間違った意見だと思いますし、間違いであってほしいです。
そもそもライセンスにメシを食う手段が含まれているのもおかしな話ですから。
また、海外のドネーション文化 (寄付文化) があれば、
この "対企業という側面ですよね" という意見は全否定されて然るべきだと思います。
そういうインフラが海外には整っているように思える。

そして、ソフトウェアという "国境のないデジタルデータ" であれば、
この日本的な壁 (と言ってしまうのは乱暴ですが) も乗り越えられると思います。

そして最終段にあるように、GPL の本質は

"自分が手元で使っているソフトウェアに関して、
自由に使えて、自由に中をいじれて、自由に処分できる(他人に配ったり)、
それがフリーソフトウェアの理想です。
それさえ出来ればあとはどうでもよい。
GPLだのなんだのはそれを実現する手段にすぎない。" (via mhatta )

まさに、これだと思います。
先程の私見で「対個人」と言いましたが、
それは、この「自由に使える」部分においてスポットが当てられているわけです。
このGPLの本質について、部分抜粋で全てを伝えきれないと思いますので、
Togetter を参照して頂けると助かります。

そういった「自由」を享受したうえで、ではどうやってメシを食っていくか。
難しい問題ではありますが、平林さんが打破し、
先駆者として邁進してゆくのを心から願っています。

また、moriyoshit さんの
"食っていくためには…という話をするときに、
OSSの良質な代替が日々生まれる可能性がある中で、
もはやソフトウェアコンポーネントを書いて売るだけでは商売にならないな、
という気がしていてまして。" (via moriyoshit )

"個人的にはデュアルライセンスよりも
製品の機能で区別するほうが利用者にとって明解だし、
いいと思ってたりします。" (via moriyoshit )

というつぶやきもまた真なのかな、と思います。

似たものがたくさんある中で、アピールポイントは何か、
他に負けない「何か」を見失わずに物作りに打ち込めるか。
忘れないよう心がけつつ、
物作りに関わる人間の最後尾にいることを自覚しつつ、
今回議論されている方々に少しでも近づけるよう努力しようと思った次第です。


また、最後の駄文ですが、
こういった「技術者が活躍しながら生活する手段を探す」事こそ、
今後の未踏ソフトウェアなんじゃないかなぁ、と思います。
誰もやっていない技術を作る、というだけでは玉石混淆に埋もれてしまう。
そういった現状を認識しつつ、
「じゃあ "売る" という部分も含めての "ソフトウェア" って何だ?」
という部分まで掘り下げて、もう一度最初から考える時期ではないかと思います。

「誰も踏み入れてないソフトウェアのあり方」を探すことが、
これからの "未踏" ではないでしょうか。
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