2011年7月19日

RubyKaigi お疲れ様でした

RubyKaigi 2011 おつかれさまでした。
matz さんの Keynote とかこれはひどい状態で、
もうなんというかいいんですかね?
だめだこの RubyKaigi はやく何とかしないと状態。
いやーすごい面白かった。

1日目は風邪ひいて行かなかったり、
真面目に聴いてたセッションが2日目だけだったり結構俺も悲惨な状態だったのですが、
2日目くらいは真面目に聴いたので、セッションの感想など。


・Writing Friendly Libraries
全体としては「より良い Gem の作り方」という邦題が良さそうなセッション。
命名規則やバージョンの振り方を皮切りに rake による gem のパッケージングまで、
つまり gem 作成に関する一連の流れと基本的なお作法に関するセッションでした。

また、その中でバグトラッキングやレポートのしやすさ、
使う側が報告しやすいエラーメッセージを心がける必要性など、
作る側の自己満足ではなく使ってもらう人のためにどうあるべきかという話まで、
短い時間に詰め込んで総浚いするとても良い発表でした。
発表で使った資料がマジで欲しい。

それでもやはり悩んでいる部分はあるようで、セッション終わり際の
「Q.ユーザーのフィードバックをもらうための良い方法は?」
という質問には「とても難しい、私も悩んでいる」という感じの返答でした。


・Use rails_best_practices to refactor your rails codes
rails_best_practices という gem を使って、
rails3 らしいコーディングをするための How to なセッション。

邦題をつけるとしたら
「rails_best_practices によるコード品質の維持と向上」
あたりでしょうか。

使うにあたっての細かい部分や、
痒い所に手が届く補足をちりばめたセッションだったのですが、
ちりばめ過ぎたのか若干駆け足気味に。

習熟した人達で作るシステムでは必要ないかもしれないですが、
慣れていない人がいる場合はこういった「らしさ」による規約も
アリなんじゃないかなぁと感じる、とても良いセッションでした。


・Efficient JavaScript integration testing with Ruby and V8 engine.
マジキチ、邦題思いつかねえ。
Ruby で Javascript のテストを (V8エンジンで動かして) やるためにはどうするか、
というセッション。

「俺そういうテストツール欲しいんだけど、
 Headless な物でマシなのがないんだ、遅いし。 だから作ったよ!」

お前は何を言ってるんだ状態の、すげぇセッション。

本当に凄くて、実際動いてるのを見ると感動します。

ぶっちゃけ説明が書きづらいというか「百聞は一見に如かず」の言葉そのまんま。
これ解説つけるの無理。 他の人がブログに書くの期待してます。


・CRubyのロックデザインの解説および改善案について
KOSAKI さんのセッション。
これ Ruby だけじゃなくて Linux とかでもやった方がいいんじゃないかという、
ハードウェアまで食い込んだ話でした。

ロックの獲得に於いて
「2スレッドであっても交互に取得する "とは限らない" 」
というのが一番印象的で、
それを踏まえた上で「じゃあどうしたか」「どうやって改善したか」というセッション。

これたしか 1.9.3 で入るのかな? もう入ってるのかな?
すごく良い感じになっているので、楽しみです。


以上感想。
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